内視鏡検査について

苦痛の軽減に最大限の配慮を行っています

上部内視鏡(胃カメラ)について

当院では経鼻内視鏡、経口内視鏡のどちらも可能です。
経鼻内視鏡のメリットは舌根が押されないため、嘔吐反射が起きにくいことです。他施設の検査で嘔吐反射で苦しかった方には向いていますが、反面、麻酔を鼻にもかけなくてはならないこと、どんなに丁寧におこなっても少ない確率ですが鼻血が出ることがある(圧迫止血ですぐに止まるレベルです)等があります。
当院ではおよそ9割の患者様は経口を選ばれています。
経口でも十分な麻酔を行うことにより、苦痛の低減をはかっていますので、経口でリピートされる方がほとんどです。
【検査のおおまかな流れ】ご予約は午前中です。麻酔5分、胃カメラ3~5分、説明と休憩10分くらいです。検査終了後は喉の麻酔が取れ次第食事やお仕事は可能です。
※胃カメラは緊急例を除き基本的に事前予約が必要です(全身状態や基礎疾患、内服薬等の確認や説明のため)。

下部内視鏡(大腸カメラ)について

40歳を過ぎたら一度は大腸カメラを受けることが望ましいですが、実際には痛そうで怖いとか、恥ずかしい、がんが見つかったら困るなどの理由で大腸カメラを受けるのをためらわれることが散見されます。しかし、大腸がんは年々増加しており、ポリープの間に切除することが非常に重要です。当院では検査をできるだけ楽にうけていただけるよう、無送気軸保持短縮法を用いて挿入しているほか、おなかの張りを最小限にするためのCO2送気装置を用いて検査を行っていますので、通常の腸管であれば痛みを感じることはほとんどありません。ぜひ怖がらずに大腸カメラをお受けになってください。
【検査のおおまかな流れ】前日にラキソベロンという下剤10ml服用、当日朝から当院の専用個室またはご自宅で洗腸液(モビプレップ)を飲んでいただきます。3~4時間で排液がきれいになります。検査は午前の外来終了後の12時から行います。スコープの挿入5分~10分。観察、治療に10~15分くらい。説明と休憩10分くらいです。その後は重労働でなければお仕事も可能です。大きなポリープの切除後1週間は長距離運転や重量物を持つお仕事、飲酒はできません。

Copyright(c) 2021 Takeda Medical clinic. All Rights Reserved.